大阪療術のブログ

大阪府療術師会の月例会報告、今月号の療術だよりのテーマ、セミナ報告などコンパクトに発信

6月度月例会報告

倉津会長
・6月15日に三舩副会長と府庁へ財団認定証の名簿提出し、受付印を頂く
・柔道整復師協会主催のセミナーに先月講師として招かれ、福岡県で講義する
・保険診療の審査が今年の秋から厳しくなるとの報告

中島先生
~健康講座(肩こりと口内炎)~
 ・原因と予防法、改善の栄養素(食事)について、表にして分かりやすく解説
・ 肩こりは療術では、最も得意とする分野であるが、ウイルス性口内炎は抵抗力が落ちた時に出やすい
  療術的な体調維持も予防になる
 ・その他、筋肉の疲れを取るビタミンB1、エネルギー代謝を良くするビタミンB2、抵抗力を高めるビタミンC、 自律神経を整えるビタミンE、
  血行促進効果としてのDHAやEPAなど周辺知識も参考になる

阿部先生
~6月度療術便り~
 ○熱中症について 
  ・体温は視床下部による体温調節中枢によって保たれる
  ・高温・多湿の環境で水分補給を行わず長時間活動を続けると様々な障害が起こる
  ・暑さを避ける、水分補給、体調を整える

   療術では、血液循環を整え自然治癒力を高めるので、熱中症対策はもとより、夏の健康維持にも良い

田窪名誉会長
~日本伝統の子育て文化について~
 ・今の子供達には、対人関係能力(相手を思いやる優しい心)と自己制御能力(自分を制し我慢する力)が、昔に比べて未発達の子が多いように思う
 ・子供達は、特に乳幼児期に両親の十分な愛情を受けて、人間としての共感性(道徳心)の土台ができる
・日本には「三つ子の魂百まで」という諺があるが、特に幼児期における日本古来の子育て文化をもう一度見直すと良いと思う

以上午前の部

午後の部
藤井先生
~運動と療術~
 ・日本整形外科学会が提唱するロコモ予防についての紹介
 ・ロコモは、「メタボ」や「認知症」と並び、「健康寿命の短縮」、「ねたきりや要介護状態」の3大要因のひとつになっています
 ・ロコモティブ シンドローム(locomotive syndrome)とは、「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になる事
 ・ロコモの原因
 1)運動器自体の疾患(筋骨格運動器系)
   ・加齢に伴う運動器疾患。例えば変形性関節症、骨粗鬆症に伴う円背、易骨折性、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症など
 2)加齢による運動器機能不全
   ・筋力低下、持久力低下、反応時間延長、運動速度の低下、巧緻性低下、深部感覚低下、バランス能力低下など
 ・運動能力チェック
   ・椅子からの立ち上がり、片足立位バランス、継ぎ足歩行を実際にやってみる

高齢化社会を元気に生き抜くには様々な取り組みが必用になってくる。
療術的な施術はロコモティブ シンドロームからの観点からも、今後益々必用になる。
整形外科的な観点から、非常に有意義な講義になりました。

○メタボとロコモ
 メタボ:メタボリックシンドロームは、心臓や脳血管などの「内臓の病気」で「健康寿命」が短くなったり「要介護状態」になる
 ロコモ:ロコモティブシンドロームでは、「運動器の障害」が原因でおこります。
 これらの「健康寿命の延伸」、「生活機能低下の防止」には、total healthの観点から、幅広い対応策が必要です

◎次回は7月22日(日)月例会は11時~12時
 午後から『食と療術』をテーマに今までと違った切り口から健康を考えます。
 ご期待下さい。
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  1. 2012/06/26(火) 22:19:10|
  2. 月例会報告
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CTとMRIの違い(医学用語の一口メモ)

以下ネット調べ
・画像化する原理は、MRI:磁石、CT:放射線です。
・被曝という点で考えれば、MRIの方がいいです(被曝しません)。
・空間分解能は、CTの方が優れています。
・濃度分解能は、MRIの方が優れています。
・検査時間は、CTの方が短いです。

 臓器ごとの区別

・頭部:MRIの方が圧倒的に優れています。ただし、出血(急性期)に関しては、CTの方が便利です。
・肺:CTの方が圧倒的に優れています。MRIは、空気に非常に弱いんです。
・腹部(肝、脾、腎など実質臓器):CTとMRIは、ほぼ同等です。
・胆道系(肝内胆管、総胆管、主膵管など):MRCPと呼ばれる水強調画像を得られる点で、MRIの方がやや有利。
 CTの高い空間分解能による胆道系描出もあなどれません。
・子宮や卵巣、前立腺など骨盤領域:MRIの方が優れています。
・頸椎や関節など整形外科領域:MRIの方が優れています。骨の3D画像は、CTの方がキレイです。
・内耳や中耳など細かい耳鼻科領域:CTの方が優れていると思います。
・消化管:CTの方がよいですが、MRIでも情報が得られます。ただし、内視鏡にはかないません。

 思いつく臓器ごとに回答しました。主観も多少は入っています。
 MRIの方がよいとは限りません。検査部位により使い分けが必要なんです。
   
整形外科分野での膝の検査
・手での検査
・骨の検査はレントゲンで調べる。
・靱帯は膝関節MRIで調べる(レントゲンで写らない為)
 併用して診断精度を高める       以上ネット調べ


~療術への想い~
  ・西洋医学の診断技術の精度は目を見張るものがあります。
 ・そして、正しい診断に基づく的確な処置は回復の近道です。
 ・療術は、ケガや病気の急性期の処置が終わった後の、回復期に有効性を発揮できるものが多い。
  ・それと西洋医学ではあまり扱わない予防的医療に関わることができる。
  ・このことは、高度先端医療が進むほど、見直されるテーマです。
  1. 2012/06/15(金) 23:26:44|
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健康寿命と療術の可能性

・厚生労働省が6月1日、介護を受けたり寝たきりになったりせず、制限なく健康な日常生活を送ることが可能な期間を示す
「健康寿命」を発表しました。
・平均寿命の伸び幅を健康寿命の伸び幅が上回るとする目標を盛り込む方針。
・不健康期間 男:9.22年、女性:12.77年

H22年で
健康寿命 男性:70.42歳、女性:73.62歳
平均寿命 男性:79.64歳、女性:86.39歳
差   男性: 9.22年、女性:12.77年( 不健康期間)

・少子高齢化が進む中、健康な状態で長生きするための社会環境づくりを目指す。
・健康寿命と平均寿命との差の縮小目指す。
・社会保障負担軽減に期待
(健康寿命と平均寿命との差は日常生活に制限がある「不健康な期間」
 この差が拡大すれば医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大する)

~療術への想い~
 ・高齢化社会に入り、『病気になれば治療から健康を維持する時代』に入りました。
 ・療術は、いわゆる治療効果とともに、健康を維持する予防効果もあります。
 ・予防効果を立証することはむずかしいですが、療術の大きな可能性を感じるテーマです

  (*以前、1ヶ月以内の再来院時に持参頂いた30人ほどのアンケートで、
    年間通して調子が良い(78%)というデータがあります。)
  1. 2012/06/11(月) 00:12:59|
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6月度月例会報告の予告

6月度月例会報告の予告

6月度月例会では、『「運動と療術」~健康レベルを維持増進する運動法の提案~』を
この度、月例会としては初めて、一般公開健康講座に致します。

療術の素晴らしさを一般の方にも知って頂き、且つ健康維持増進に役立てて頂こうという趣旨のものです。

会員の先生方はもとより、このテーマに興味のある方をお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
※要予約(先着20名様限り)

◆日 時/6月24日(日) 13:00~15:00
◆会 場/地下鉄「谷町4丁目」駅下車4番出口
       本町通り西へ徒歩2分
       五苑第二ビル902号室
       大阪療術研修所
◆参加費/無料
◆連絡先/大阪府療術師会
       総合受付080-4496-7871
ホームページhttp://www.geocities.jp/osaka_ryojutsu/


  1. 2012/06/05(火) 21:43:15|
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療術師の未来予想図

~統合医療という概念~
    西洋医学の急速な進歩にもかかわらず、生活習慣病の増加や介護問題、医療費高騰など、様々な問題が発生。
   そこで、西洋医学に代替医療を取り入れた、統合医療という概念が脚光を浴びています。
 
   先日の第62回定時総会の来賓挨拶で、大阪選出の衆議院議員 西野あきら先生からも、統合医療についての解説あり。
   生活医学ジャーナル(2012年5月号)も、渥美和彦先生(日本統合医療学会理事長、東京大学名誉教授)の 統合医療に
   ついての記事を掲載しています。
     要約は下記の通り。

 ○統合医療のステップ
   ・第1期が補完代替医療(Complimentary and Alternative medicine;以下CAM)
   ・第2期が西洋医学とCAMの統合、統合医療、トータルヘルスケア
   ・現在は第1期と第2期の移行期である
 
  『統合医療が進むには、20年を要するであろう』とNHKのクローズアップ現代で解説。

  *補完代替医療:補完医療は現在私たちが受けている西洋医学を補う、補完する医療の事
       要約以上

~療術愛好家の変化~
   療術の愛好家もずいぶん変わりました。
   既に様々な利用の仕方をされています。

  従来の活用法
     ・肩こり、腰痛など整形外科的分野
     ・冷え性の改善など体調を整える
     ・疲労回復

  新しい活用法
   ○病気治療のサポート
      ・がんの術後、抗がん剤治療中の体調維持
      ・花粉症やアレルギー、喘息などの症状の緩和
      ・膠原病やパーキンソン病など筋肉・神経系の緊張緩和
     ・透析中の体調維持
      ・高齢者虚弱の体調維持
  ○弱い部分の養生法
     ・血液循環の促進による養生法
     (呼吸器、循環器、消化器・・)
  ○美容と健康増進
     ・血行促進、体内環境の活性化による美容と健康づくり

~多様な価値観に応える~
     ・日々の疲労回復で病気予防に
     ・慢性疾患の方は、血行促進による免疫力向上に
     ・継続施術で明日も元気に

   ~肩こり解消から病気予防、がん治療中の体調維持まで、様々な要望に応える~

  ○時代の変化とともに、社会への利益創出を柔軟に考えることが、療術の繁栄につながる
  1. 2012/06/03(日) 18:05:29|
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統合医療の流れと療術

第62回定時総会の来賓挨拶で、大阪選出の衆議院議員 西野あきら先生から、今国会で議題になっている統合医療の中で活躍を期待する提案を頂きました。
 又、生活医学ジャーナル(2012年5月号)も、渥美和彦先生(日本統合医療学会理事長、東京大学名誉教授)の統合医療についての記事を掲載しています。
 
~統合医療(Integrative Medicine)とは~
 
 ・西洋医学による医療と代替医療をあわせ患者を治療すること。
 ・西洋医学に代替医療を加えることによって、病気の超早期発見や予防、根治、健康維持の増進などを目指す。
 ・医療費の削減効果が期待される。 (ウィキペディアのHPより)
 
~統合医療が進む背景~
 
・先端医療技術が目覚しい発展を遂げる一方、慢性疾患や生活習慣病は増え続けています。
 ・慢性疾患や不定愁訴、難病への対応、緩和ケア・QOL向上において、各種の補完療法の有効性が多数報告されています。
・医療費節減のためには、未病対策や予防医療の推進が不可欠で、補完代替医療を含めた統合医療が必用になる。 (統合医療展のHPより)

~自然回帰を望む声~
 ・日本やアジアでは、歴史的に見ればむしろ東洋医学が主流医学でした。
 ・しかし、西洋医学があまりに進歩した結果、それ以外の東洋医学や伝統医学は、まとめて代替医療に含めてしまうような流 れになっています。
 ・ところが、西洋医学の高度専門化が進むとともに、健康への自然回帰を望む声も高まっています。

~療術への想い~
 ・療術は、血液循環、筋肉、骨格、自律神経など、生命の基本に働きかけ、体に無理な負担をかけず、むしろ体を楽にしながら癒やしてゆく一つの療法です。

 ・したがって、西洋医学の補完・代替医療という表現は違和感があり、西洋医学をピラミッドに掲げて統合医療に組み込む構想は、横暴な気がします。

 ・療術は、救急医療や手術には向かないけれど、高齢化社会に効果的な、一つの独立した理念を持った`健康療法`であると考えています。
  1. 2012/06/02(土) 00:01:22|
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