大阪療術のブログ

大阪府療術師会の月例会報告、今月号の療術だよりのテーマ、セミナ報告などコンパクトに発信

第2回 療術の世界「療術4種目基本療法」報告

平成24年12月22日(土)五苑第2ビルで、第2回 療術の世界「療術4種目基本療法」が開催されました。
この講習会は財団認定の療術部会として、認定されています。
※受講者には修了証が発行されました。

 経験を積めば積むほど、慣れに慣れ、基本を忘れがちになります。
 今一度、療術各療法の基本を振り返り、それぞれの特性、効用を再確認しようと言うことで、開催されました。

○ 温熱・刺激部門:倉津三夜子先生
 ・良導絡システムによるグラフから、陰陽バランス傾向を読み取る
 ・亢進の場合は冷ストーンにより亢進を沈める
 ・停滞の場合は温ストーンにより活性化する
 ・手技とのコンビネーション施療
 ・セルフケアのアドバイス
 ・再チェックによる経過観察

○光線療法:三舩皓久先生
 ・太陽光と人工光線による様々な効能の紹介
 ・光線療法によるビタミンDを介したカルシウム活性
 ・光線療法による紫外線は無害

○電気療法:藤井英之先生
 ・通電による作用
 ・周波数による作用の違い
 ・低周波療法の禁忌
 ・脊髄通電の基本

○カイロ手技療法:倉津弘一先生
 ・今年完成した『療術基本手技』のDVDを閲覧
 ・倉津会長による実技紹介

県外を含め約50名の参加者があり、熱心な講習会がおこなわれました。
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  1. 2012/12/27(木) 23:20:35|
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第2回 「カイロ手技三昧」~100分間セミナー~

平成24年12月22日(土)PM5:30から五苑第2ビルで、
倉津会長による第2回「カイロ手技三昧」~100分間セミナー~が開催されました。

◎テーマは骨盤から診た体幹の調整。
 今回は、SOT(仙骨後頭骨テクニック)を用いたセミナーでしたので、
 基本知識として、下記のカイロプラクティック辞典を参照。

◎SOT(仙骨後頭骨テクニック)とは?
 ・SOTとは仙骨後頭骨テクニックというテクニックの略でデバーシファイドなどのボキボキするカイロとは対象的で、
  一般的にはソフトカイロプラクティック呼ばれています。

 ・基本的には、SOT独特のクサビ形のブロックを使い、それらをベッドと患者の間に差し込むことで、
  患者自身の体重により身体を矯正します。

 ・呼吸のメカニズムと脳脊髄液の流れを通じて体の調和が考えられ、
  仙骨と後頭骨を正常な位置に戻すことで、正常な身体に戻すテクニックです。

◎SOT(仙骨後頭骨テクニック)の施術

 ○S.O.T.検査
 ・姿勢検査、筋力検査、反射テストなどを用い、体のこわばり、偏りなどを診る

 ○3つのカテゴリーに分類
 ・カテゴリーⅠ:脳脊髄液の循環不良
   疲労感、内臓疾患、腰痛、うつ、自律神経失調症など

 ・カテゴリーⅡ:仙腸関節・頚椎からの不調
   頭痛、肩こり、自律神経失調症、股関節痛、ヒザ痛、背部痛、首痛など

 ・カテゴリーⅢ:椎間板からの不調
   腰痛、座骨神経痛、椎間板ヘルニア、内臓疾患、動悸、背部痛、首痛、

 ○治療方針を定める
 ・骨盤・股関節から、仙骨の歪み、背骨の捻れを正します。
  →脊髄、特に、硬膜の不具合を正します。
  →その後、後頭骨に刺激を与え、脳脊髄液の流れを整えます。
  →結果、神経伝達機能を高め、自然治癒力を高めます。

 矯正施術は、骨盤のポイントに三角ブロック(ブロッキング)をいれ、
 頭蓋骨(特に後頭骨)にやさしくタッチする手技が中核。
 身体にダメージを残さないソフトな施術方法です。

 カテゴリーに応じて、独特のブロックを使って、患者の体重で矯正が行われます。
 その間に、筋肉の調整や首への調整を行います。

下記の代表的なカイロテクニックの1つ
 1.ディバーシファイドテクニック
 2.ガンステッドテクニック
 3.トムソンテクニック
 4.SOT(仙骨後頭骨テクニック)
 5.アクチベーターメソッド

◎今回は骨盤から診た上肢の症状をテーマに、三角ブロック(ブロッキング)を実際に使って 、
 カテゴリーⅡの施術紹介がありました。

◎非常にソフトな施術ながら、はっきりした効果を目の前で確認できたので、
 体格差のあるクライアントや女性でも利用できる施術であるとの認識を得ました。
 現役の柔整師も参加して、有意義なセミナーとなりました。

  1. 2012/12/27(木) 23:13:59|
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療術によるガン術後の免疫力向上(体調維持)の立証の必要性

最近の、若い芸能人のガン死亡記事は痛ましい。
流通ジャーナリストの金子哲雄さん(41歳)、中村勘三郎さん(57歳)、中畑監督の奥さん(59歳)。

一方で、元気に回復されている人もいるはずと思い、ネットで調べる。
余りの多さにこれまたびっくり。
宮川花子 、西川峰子、市川団十郎、石坂浩二、鳥越俊太郎、渡 哲也、和田アキ子、吉井怜、渡辺謙、
大空真弓、吉田拓郎、アグネス・チャン、山田邦子、音無美紀子、泉アキ、向井亜紀、ピーコ、王貞治、間寛平・・

いずれにしても、ガンのような進行が早い病気は、早期の西洋医学が必要不可欠である。

一方で、我が「療術」も、体を全体から支えるという観点から、今後期待するところが多いと思う。
中村勘三郎さんの直接の死因になったARDS(急性呼吸窮迫症候群)も、手術は成功したものの、
長時間の手術や抗がん剤による免疫力の低下が原因と言われています。

先月開催の日本療術学会に於いて、(財)国際全人医療研究所理事長、永田勝太郎先生の
「全人的医療(comprehensive medicine)」の基調講演は、療術の目指すところと同じであり、興味深い講演でした。
主な内容は、『医療の視点を患者の臓器単独に置くのではなく、身体的・心理的・社会的・実存的な視点から、包括的に(全人的に)理解する』というもの。

最近は、多くの療術師が患者さんや身内も含めて、ガン術後の体調維持に、積極的に施術をされているようです。
今後は、療術もガン術後の免疫力向上(体調維持)に具体的にどのように効果があるのか、ないのかを、
データを用いて立証していく必要があると思います。

医療が高度に専門分化するほど、全体的に支える医療が必要になります。
体調維持を証明することはむずかしいですが、症例やデータを集めて、科学的に立証していく必要があると思います。
  1. 2012/12/14(金) 23:59:06|
  2. 安達の部屋
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第24回日本療術学会 報告3 ~シンポジウム~

○シンポジウム
コーディネーター 北里大学大学院客員教授 高橋研一先生 『全人的医療と療術』

・永田先生から
 療術の発展についてのアドバイスを頂く
 1.療術学としての体系づくり
 2.何に効くか、効かないか(適用と限界を明確に)
3.症例報告をしっかりやる(1人10例あれば500人よれば大きな数に)
4.誰が誰にどんな関係の中で治療したか
5.抄録の書き方について、QOL表を参考にすると良い

・高橋先生から
 ・療術におけるエビデンスの重要性、自信を持って多くの人が症例発表してほしい、
  教育の重要性などついての提案を頂きました。
 
・(社)静岡県療術師協会 会長 吉田邦夫先生から
 ・慢性疾患に対し、骨格バランス矯正による療術の果たした役割は大きいとの、
  報告を頂きました。

○部門別研究発表
 ・カイロ手技部門 6例 誌上発表3例
 ・電気部門 4例 誌上発表 1例
・光線部門 3例 誌上発表 1例
 ・温熱刺激部門 6例 誌上発表 3例
 
 当会からは
 ・カイロ手技部門:
   倉津弘一先生 療術基本手技ー大阪方式-の教育的効果について
   吉野和織先生 慢性腰痛症例における筋肉調整の手技効果 の2例
 ・電気部門:
   藤井英之先生 ラジオ波(高周波)の筋緊張緩和作用~腰部に対する施術効果検証~
 ・光線部門:
   三舩皓久先生 転倒による膝蓋骨打撲とヒビ入りに対する光線療法
 ・温熱刺激部門:
倉津三夜子 良導絡データに基づく平田式温熱刺激療法の試み
  以上5例の発表がありました。

 座長報告
 ○カイロ手技部門 座長 倉津弘一先生
   ・中枢神経に関与する症例が増え、今後応用範囲が増えるものと期待されます。

 ○温熱刺激部門 座長 倉津三夜子先生
   ・温熱刺激部門は様々なアプローチからの症例がありましたが、
    これもホリスティックな流れとしては、共通するものではないかと思います。

◎次回は来年11月17日(日)~18日(月)関東ブロック東京 飯田橋のグランドパレスにて開催が発表される。

 以上つつがなく予定が終了しました。


  1. 2012/12/03(月) 22:08:39|
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第24回日本療術学会 報告2 ~基調講演~

○基調講演 
 (財)国際全人医療研究所理事長、永田勝太郎先生 『全人的医療と療術』

 ○全人的医療(comprehensive medicine)とは
 ・医療の視点を患者の臓器単独に置くのではなく、身体的・心理的・社会的・実存的な視点から、
  包括的に(全人的に)理解する。
  そして、その課程の中から、患者固有の問題の解決はかろうとするものである。

 ○病気の進行と全人的医療
 ・病気は3つの病態を経て、人間を死に至らせる。
  1.機能的病態(第一期)2.器質的病態(第二期)3.致死的病態(第三期)の順位に進行する。
 ・この第一期が、未病期である。未病の内に治癒せしめれば、その後の進行はなく、健康に戻れる。
  こうした考えをサルトジェネシス(健康創成論)と言う。

 ・寿命の長さと質は、加齢、生活習慣、感染、ストレスなどから大きな影響を受ける。
 ・積極的な健康創り(positive health)のためには、まず機能的病態(未病)への気づき(awareness)を
  持たねばならない。
  失感情症、失体感症、失意味症からの解放を図ることが先決。

 ○全人的医療の具体的方策
 ・第1ステップ(cure=治療的医療行為):
  患者を苦しめている疾病や症状との対決であり、患者をまず、速やかに苦痛から解放することである。
 ・第2ステップ(care=援助的医療行為):
  なぜ、患者はこのような疾病や症状に苦しむかを明確にし、そこから解放するために、
  患者を全人的に理解することである。
 ・第3ステップ(positeve health=積極的健康):
  疾病の予防、リハビリにようる社会参加、積極的健康の創造を通したセルフコントロール。

 ○実践に当たっては
 ・現代医学をベースにしながら、伝統的東洋医学、そして両者を結ぶ「橋」(インターフェイス)としての
  心身医学を重要な医療資源とし、三者の相互主体的鼎(てい)立(テイリツ)が必須の条件である。
  1. 2012/12/03(月) 21:56:25|
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第24回日本療術学会 報告1 ~特別講演、会頭講演~

第24回日本療術学会が平成24年11月25日(日)と26日(月)の2日間に渡り、
神戸ポートピアホテル併設の、ポートピアホール(国際会議場)で開催されました。
参加人員 一般を含む430名 当会からは46名の参加者がありました。

○今学会の学会長である近畿ブロック会長の藤原幸子先生の挨拶。引き続き
○(財)全国療術研究財団 理事長 藤本孝雄先生のお言葉を頂く。

○特別講演 
  厚労省医事課課長補佐 箕原哲弘先生『医療制度の現状と課題について』

 ・少子高齢化進展の中で、社会保障給付の急増と財政の逼迫がある。
 ・医療制度改革を実行しながら、どのように医療と介護などの医療サービスが提供されているか
 ・又世界との比較をデータを交えて説明がありました。

○会頭講演
  上野正彦先生より『老人の自殺について』

 ・医学の進展と共に平均寿命が延びている反面、老人の自殺が増えている。
  特に平成10年から、我が国の自殺者は30,000人を超えている。
 ・人生経験豊かな老人が自ら死を選ばなければならなくなった背景に、豊かさの中の歪みがある。
 ・老人は社会の第一線を退き、社会的役割も少なくなり、やがて心身機能の低下に伴い、収入の減少なども加わって
  家族から重荷として扱われ、疎外される傾向にある。
 ・統計的には老人の自殺の動機は健康問題つまり病苦がトップになっている。
  しかし、31年前東京都の監察医をされていた経験と現在を実態調査すると、それは事実でないことが分かる。
 ・自殺の動機の表面上は、統計からは病苦(37~47%)であるが、
  動機の実に(80~90%)が家庭問題になかにあると言える。
  この傾向は昔も今も変わりない。
 ・他人事ではない。やがて自分自身にも降りかかってくる。
 ・この社会病理学的老人の自殺は、早期に解決の道を見いだし、明るい家庭、住みよい社会をつくり出すため、
  すべての人が考え努力しなければならない問題である。
  1. 2012/12/03(月) 21:52:40|
  2. 月例会報告
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