大阪療術のブログ

大阪府療術師会の月例会報告、今月号の療術だよりのテーマ、セミナ報告などコンパクトに発信

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療術とは何か(~腰痛と療術~)

日本整形外科学会が昨年12月に腰痛診療ガイドライン(指針)をまとめました。

・腰痛は一つの疾患単位ではなく症状の名称である。しかし,これが最も代表的なcommon disease(誰でもなり得るありふれた病気,頻度の高い疾患)の一つで、厚生労働省国民生活基礎調査でも,常に上位に名を連ねる

・腰痛の診療指針は初という。個々の医師の経験や勘により行われてきた診療を、科学的な根拠に基づいて統一的に行うためという

要点は下記の通り
・診断手順としてもっとも注目されるのは,腰痛患者全例にルーチンでX線検査を行う必要がないことがgrade A(行うよう強く推奨する.強い根拠に基づいている)とされている点である
・ただし,神経症状を有する場合にはMRIの利用がgrade B(行うよう推奨する。中等度の根拠に基づいている)とされている
・治療に関しては,急性腰痛においても安静がgrade D(推奨しない.否定する根拠がある)とされたと同時に,職業性腰痛であっても活動性を維持することが早期の除痛と休業期間短縮につながり,再発予防にも有効
・薬物治療では,有効性に関して高いエビデンスを示す論文があることを指摘する一方,長期投与における有害事象や乱用・依存に注意すべきとのコメントが記されている
・理学療法のうち,温熱療法は急性および亜急性腰痛に短期間は有効(grade B)としているが,牽引はいまだエビデンス不足(grade I:委員会の診断基準を満たすエビデンスがない
・慢性腰痛に対しては運動療法がgrade Aで推奨されている.その予防的効果はgrade Bとされており,今後運動療法の重要性はさらに増大するであろう
・本書では代替治療に関しても踏み込んで記述しており,わが国と海外での資格の相違に言及したうえで,徒手療法,マッサージや鍼治療がほかの治療より効果が高いとはいえない(grade BまたはI)と述べている
             ~以上ネット調べ~

~療術師として想うこと~
○注目点として、重篤な脊椎疾患の兆候がない限り、すべての患者に画像検査をする必要はないことが示されたことで、腰痛があればまずエックス線で骨や神経の異常がないか調べる現在の診療の在り方が変わりそうだ、と解説されています。
 →科学的根拠に基づきできるだけ検査を行っていたけれど、経験や常識の範囲で、必要のなさそうなものは省くという、当たり前のようなことが、是正されたと言うこと??

○徒手療法,マッサージや鍼治療がほかの治療より効果が高いとはいえないgrade B(行うよう推奨する.中等度の根拠に基づいている)またはI(?)
→①患者さんは経験上、病院へ行くべきか、民間療法に行くべきかを自身で判断をされていますし、自由診療は効果がないと患者さんは来ないのです
→②それぞれに合わせて全身的で時間を充分にかけて行う代替療法を取り入れていない機関が判断できるものではない。
→③西洋医学より長い歴史を持つ様々な東洋医学を、西洋医学の代替という表現自身、横暴であると感じています。

○一方で運動療法がgrade Aで推奨され、その予防的効果はgrade B とされている。
 →つまり西洋医学が関与する治療までが有効で、後は個人の運動療法やストレッチに話が飛ぶ。
 
 (以前、当療術院で血液循環の改善によるアンケート:1ヶ月以内に持参頂いた27人)
  ①筋肉や関節の痛みの緩和:効果あり=70% 後から効く=30% 合計100%
  ②睡眠効果(寝付き、安眠、熟睡):78%
  ③定期的利用で年間通じ体調が良い:78% 
 →つまり療術では
  ○医療的処置が必要な場合を除いた、緩和的な施術に有効性が高い
  ○主訴の軽減だけでなく、健康を維持する体内環境の維持に有効
  ○血液循環をベースにした全身的で包括的な健康増進に有効

○日本の医療は今、高齢化に伴う医療費高騰や生活習慣病の増加で、予防や健康増進の意識の高まりは必然です。
○整形外科医が腰痛のガイドライン(指針)を提言したことで、療術の目指す方向も明らかになってきました。
○腰痛に対し療術的施術を行うことで、①快癒の促進だけでなく、②予防的効果、③健康増進効果があり、
 そして包括的視点で見れば、医療費削減にもつながっています。
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  1. 2013/04/14(日) 21:38:00|
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新規研修始まる

4月6日(土)新規研修始まる。
今回は2人の研修生を迎え、又新たな研修が始まりました。
西洋医学が如何に進歩しようと、自然治癒力を高める施術は必要であり、医療の高度専門化や多様化の中で、
しっかりと本分をこなし、日本の医療を支えていけば、療術は揺るぎのない存在であり続けると思います。
これからの療術の発展と、新しい研修生の活躍を期待したいと思います。
  1. 2013/04/12(金) 00:46:40|
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療術とは何か(~疲労回復と療術~)

症例1(20代男性・2年目の社会人)
 ・連日長時間労働で帰宅が夜の12時前後
  ・コンピューター関連で一日座ってパソコン操作のため、首肩の凝りと疲労
  ・全身の筋肉調整
  
考察
 ・若いので体は持っているが、かなり無理な生活が続いている
  ・本人の感想は、とりあえず楽になったとのこと

結論
  ・症例のような疲労回復は、療術が最も得意とするところ
 ・このままの生活が続けば、中高年の生活習慣病や慢性病につながる
 ・日々の疲労回復が将来の病気予防につながる


  1. 2013/04/12(金) 00:05:56|
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療術とは何か(~風邪と療術~)

症例1(30代OL)
 ・仕事は毎日忙しく帰宅も遅い
 ・先週月曜日から風邪気味のため、その週の帰宅後2回施術
 ・施術方法は手技による筋肉調整
 ・結局、咳がひどくなり木曜日の朝に病院にいき、その日の仕事はこなすも、金曜日は休む
  ・金曜日、土曜日と休むも日曜日には一気に回復したとのこと
 ・病院で処方された薬は、①抗生物質②風邪の症状を抑える薬③ツムラの漢方薬で風邪の症状を抑える薬④胃の粘膜を保護する薬⑤せきが止まらない時の頓服

治療費
 診断料1,100円薬代(4日分)1,400円 合計2,500円の実費、3割負担のため総額は8,400円
施術料
 5,000円×2=10,000円

考察
 ○以前当療術院で取ったアンケート(1ヶ月以内に持参頂いた27人)
   ・風邪からの回復効果:59%
   ・継続施術で風邪を引きにくい:63%
   ・年間通して体調が良い:78%

結論
 ①風邪のような急性期は、やはり西洋医学の薬の方が即効性
 ②療術は体調を整えるバックアップ効果があった
  ・木曜日まで休まず仕事をこなせた
  ・こもる咳があり、普通長引くが、2日で回復した
 ③療術は薬の服用と並行して、血行促進により体力の落ちた体の免疫力を高め、回復を早めることに有効であった

その他の適用
  ・病気の回復期や高齢者の体調維持
  ・定期的な活用で病気になりにくい体をつくる予防的医療(78%)
  ・血行促進による健康創造分野
  
  1. 2013/04/11(木) 23:47:08|
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