大阪療術のブログ

大阪府療術師会の月例会報告、今月号の療術だよりのテーマ、セミナ報告などコンパクトに発信

第24回日本療術学会 報告2 ~基調講演~

○基調講演 
 (財)国際全人医療研究所理事長、永田勝太郎先生 『全人的医療と療術』

 ○全人的医療(comprehensive medicine)とは
 ・医療の視点を患者の臓器単独に置くのではなく、身体的・心理的・社会的・実存的な視点から、
  包括的に(全人的に)理解する。
  そして、その課程の中から、患者固有の問題の解決はかろうとするものである。

 ○病気の進行と全人的医療
 ・病気は3つの病態を経て、人間を死に至らせる。
  1.機能的病態(第一期)2.器質的病態(第二期)3.致死的病態(第三期)の順位に進行する。
 ・この第一期が、未病期である。未病の内に治癒せしめれば、その後の進行はなく、健康に戻れる。
  こうした考えをサルトジェネシス(健康創成論)と言う。

 ・寿命の長さと質は、加齢、生活習慣、感染、ストレスなどから大きな影響を受ける。
 ・積極的な健康創り(positive health)のためには、まず機能的病態(未病)への気づき(awareness)を
  持たねばならない。
  失感情症、失体感症、失意味症からの解放を図ることが先決。

 ○全人的医療の具体的方策
 ・第1ステップ(cure=治療的医療行為):
  患者を苦しめている疾病や症状との対決であり、患者をまず、速やかに苦痛から解放することである。
 ・第2ステップ(care=援助的医療行為):
  なぜ、患者はこのような疾病や症状に苦しむかを明確にし、そこから解放するために、
  患者を全人的に理解することである。
 ・第3ステップ(positeve health=積極的健康):
  疾病の予防、リハビリにようる社会参加、積極的健康の創造を通したセルフコントロール。

 ○実践に当たっては
 ・現代医学をベースにしながら、伝統的東洋医学、そして両者を結ぶ「橋」(インターフェイス)としての
  心身医学を重要な医療資源とし、三者の相互主体的鼎(てい)立(テイリツ)が必須の条件である。
スポンサーサイト
  1. 2012/12/03(月) 21:56:25|
  2. 月例会報告
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<第24回日本療術学会 報告3 ~シンポジウム~ | ホーム | 第24回日本療術学会 報告1 ~特別講演、会頭講演~>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://qciu2468.blog.fc2.com/tb.php/50-6c3e127f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)