大阪療術のブログ

大阪府療術師会の月例会報告、今月号の療術だよりのテーマ、セミナ報告などコンパクトに発信

第28回日本療術学会報告

第28回日本療術学会報告

第28回日本療術学会が11月6日(日)~7日(月)、愛媛県松山市の東京第一ホテル松山にて開催されました。
今学会のシンポジウムのテーマは「健康寿命を支える療術」
参加者は会員約300名

○学会長挨拶
  森 英明学会長(四国ブロック会長)
・この学会が第28回を迎え、盛大に開催できたことの感謝を述べられる。
・療術師学の発展、療術師の資質の向上に繋がることを祈願いたします。

○理事長挨拶
  (一財)全国療術研究財団 理事長 藤本孝雄
・全国療術研究財団は平成25年4月の内閣府に移行許可を受け、一般財団として新たな一歩を踏み出しました
・平成21年からは療術の安全性や有効性について、順天堂大学に研究を委託し実施しています
・この効能効果を、施術の裏付けとして活用して頂くと供に、療術技術の発展につなげて頂きたいと思います

○会頭講演
  日本療術学会会頭 医・博 上野正彦先生
~尊厳死、安楽死、終末医療を考える~
 ・我が国平均寿命は男女とも世界のトップクラス。
 ・医学の進歩、環境衛生の確立、健康管理の意識向上、早期発見、早期治療などが寄与。
 ・一方、終末医療も避けられない現実があり、法整備やガイドラインが必要。

○特別講演
  順天堂大学名誉教授・特任教授 佐藤信紘先生
「カイロプラクティックの有用性と安全性に関する調査研究」

 ・大学付属病院勤務の看護師の肩こり、腰痛症、不定愁訴へのカイロプラクティックの有用性と安全性に加え、再現性について調査。
 ・同、不定愁訴の改善効果と施術の満足度に関する調査研究
 ・同、アテネ不眠尺度による検討
 
 ・以上3点のカイロプラクティック療術の有用性と安全性について報告する

○特別講演
   厚生労働省医政局医事課企画法令補佐 奥野哲朗様
 「今後の医療提供体制」について

・今後高齢化と少子化益々進む中で、限られた医療・介護資源を有効に活用し、必要な サービスを提供するための改革推進中

○シンポジウム
「健康寿命を支える療術」、各部門の先生より講義
  カイロ手技部門代表 松本 徳太郎先生
  電気部門代表    蔵内 茂先生
  光線部門代表    宇都宮 光明先生
  温熱刺激部門代表  渡辺 滋先生

○部門別研究発表(口演発表15件、誌上発表1件)
 ・カイロ手技部門(口演6題 誌上2題)
 ・電気部門(口演3題 誌上0題)
 ・光線部門(口演3題 誌上0題)
 ・温熱刺激部門(口演3題 誌上3題)

 ・当会からは、16人が学会に参加致しました。
 ・発表もカイロ手技部門で5名、光線部門で1名、温熱刺激部門で1名の発表があり  ました。

~カイロ手技部門~
  ・足関節調整による施療効果 倉津弘一先生
  ・脊柱管狭窄治療後のコンディショニングとしての療術による有効性の1症例 安達俊夫先生
  ・筋膜リリーステクニックでの施療 二村政幸先生
  ・脊柱のねじれ補正が脊柱体表温度に及ぼす作用を考える 吉野和廣先生、吉野和織先生(共同研究)
  ・総合力としての療術 吉野和織先生

~光線部門~
  ・筋膜リリーステクニックと光線療法の相乗効果 黒野洋史先生

~温熱・刺激部門~
  ・平田式を用いたセルフケア指導の提案 倉津三夜子先生
  
~コメント~
 ・国民の健康は、まさに国家事業であり個人の幸せの大きな柱です。
 ・一方、社会の進展とともに、健康問題はリスクにも・・
 ・従来の治療医学から予防医学の充実が必要であり、療術業界としては、まさに得意と する分野であるが、より具体的でわかりやすい情報発信と、実践の積み重ねが必要である。

○来年は我が関西ブロックの大阪で開催が決定。多くの先生方のご支援をよろしくお願い致します。
  1. 2016/11/10(木) 23:24:12|
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光線療法講座IN大阪  第14回大会 報告


光線療法講座IN大阪 第14回記念大会催が、H28年10月22日(土)大阪市中央区の近商ビルで開催されました。
主催 大阪府療術師会、共催 全療協関西療術師協会
財団認定講習会(オ)に認定

第14回講演として、第1部:①光線療法治療器コウケントーの取り扱い、②財団認定療術師による様々な症例紹介がありました。
第2部(財)光線研究所々長 医博 黒田一明先生による『冷えと光線療法』についての講演が行われました。
一般の方にも公開講座として開放して5年目、(財)光線研究所の発行する光線新聞にも紹介して頂いています。
総参加者数は約100名にもなる講習会となりました。
                  記
籔内先生の司会、倉津会長挨拶に続いて、演題に入りました。

●第1部
 ○光線治療器を正しく使うために:三舩皓久先生
   基本情報の説明
 ○光線療法のいろいろ     :中島正人先生
  症例研究:
   ①色素性絨毛結節性滑膜炎、②ベーチェット病、③裂傷、④腫瘤、⑤猫にこうせん

●第2部
 ○『冷えと可視総合光線療法』
    :(一財)光線研究所 所長  医学博士 黒田一明先生
~冷えの概念~
 西洋医学では「冷え」とは客観的な体温の低下を意味し、「冷え性」は冷えに対する過敏な体質ととら、治療法は少ない。
 光線療法では、西洋医学と東洋医学をとらえながら、実際の症例改善とともに、基礎データを蓄積している。
○症例研究:
 ①閉塞性動脈硬化症で糖尿病の方、②月経前症候群、③冷え性で頻尿、④風邪を引きやすい、⑤冷え、腰椎脊柱管狭窄症、他症例
○基礎データ:
 ①加速度脈波からみた血行状態、②握力、③血圧、④足裏温の経過


  ・講義の後の質問コーナーでは、多数の方の挙手があり、黒田所長へ直接質問がなされました。

~光線療法は、まさに治療から予防まで幅広く手軽に活用できます。
  一方で、特色を持った療法でもあり、高齢化や医療の専門化の流れのなかで、
  光線療法がこれからも広く愛好され、国民の健康維持増進にお役に立てる事を期待致します。

 ・以上定刻過ぎまで熱心なやりとりが行われ、光線療法講座IN大阪 第14回大会も、無事終了しました。
 ・多くの方のご参加、ありがとうございました。

~来年の予定~
 ・2017.10/21(土)(変更される場合があります)
 ・黒田先生から、「健康寿命」に関連したテーマをいただきました。
 ・ご期待下さい。

  1. 2016/10/27(木) 18:29:06|
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9月度月例会報告

籔内先生の司会で始まる

倉津会長挨拶の後、10月開催の光線療法講習会(財団認定講習会)と11月開催の療術学会の発表者によるプレリリース
と健康講座が開催されました。

○中島正人先生:
 ○光線療法のいろいろ
  目的:過去に紹介した症例も含めていろいろな症例の紹介
   
○黒野洋史先生:
 ○筋膜リリースと光線療法の相乗効果
  目的:近年注目を浴びている筋膜リリースについて、温熱により緩めやすくなる特性を生かして、
光線療法と組み合わせた有効例を紹介

○二村政幸先生
 ○筋膜テクニックでの施術
  目的:筋膜の繋がりと効果を検証

○安達俊夫先生:
 ○脊柱管狭窄のコンディショニングとしての療術の有効性の1症例
  目的:緩解期に手技療法と光線療法の活用による有効例の紹介

○倉津弘一先生:
 ○足関節調整による施療効果
目的:足関節の調整による改善例の紹介
  ~末梢の調整により、中枢神経への干渉を通して施療効果をみる~

兼健康講座
○吉野和織先生
 ○総合力としての療術
目的:
・多くの人が身体的機能不調(腰痛、肩こり)などを繰り返す状況に対し、療術による科学的な根拠に基づき基準化する。
・左右非対称性の骨盤特有の動きが、右仙腸関節に外方変位を生み脊柱に特徴的なゆがみを生じる研究をベース
・体の根幹である仙腸関節を最初に整え、首回り、脊柱、股関節、足首の5カ所を主訴に合わせせ総合的に施療
 ~実技紹介~

~療術の学術的な研究成果が今後の療術発展につながることを期待i致します~
  1. 2016/09/29(木) 22:57:12|
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7月度月例会報告

籔内先生の司会で始まる

○会長挨拶:倉津会長
 ・先月に引き続き、府庁への財団名簿提出についての報告
  担当部署が医療対策課→医療企画課に変わる。
   厚労省との関係と学会の活動を評価されました。
  (府民が不利益を受けないようにするため)他の業者との「区別化」をしていただきたい、と好意的な対応を受ける。


○健康講座:安達先生
 療術だより7月号
  ~アンチエイジング(抗加齢)医学から見える療術の役割~
  
○アンチエイジング(抗加齢)医学の期待と背景
 ・病気になれば治療では、国民皆保険を維持できなくなってきている
 ・加齢サイエンスの進歩
 ・老化は改善の可能性があると捉え、データに基づき生活指導

 ・対老化予防としての、ウォーキングやサプリメント利用


○療術の役割:
 ・療術は、血行や神経の流れを整え、自然治癒力の向上を理念

~症例研究~
 ○痛みや凝りの軽減
①後から効くも含め、ほぼ100%の有効性

 ○病気療養中の活性化研究
  ①パーキンソン病の症状緩和
  ②冷え性の血圧上昇
  ③肺がん手術後のメンテナンス
  ④風邪の後の長引く咳の快癒
  ⑤冷えからくる様々な体調不良の改善

 ○体内環境の活性化研究
  ①体表温度
  ②視力改善作用
 、③パーキンソン病背部弯曲
  ④年間通して体調良好

まとめ
療術施術は、(自然)治癒力を活かした活性化療法といえ
体内環境を総合的整えるメンテナンスとして、より有用です。


○成業課程:
 ~コンディショニングとしてのカイロ手技療法~

○7月号を根拠に、手技療法による全身調整を2人に施術
  感想:①軽くなりました ②頭がすっきり ③お腹がすっきり

○カイロ手技療法の基本概念を配布
  カイロプラクティック、オステオパシー、整体は、治療上の理念の違いはあるが、
  脊柱矯正の点では一致し、あん摩マッサージ指圧と異なる
  1. 2016/07/27(水) 23:01:12|
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財団認定講習会報告

今年度最初の財団認定講習会が
平成28年6月25日(日)13:00から大阪市の近商ビルで開催されました。
テーマは『療術基本手技講座』~肝臓について~

籔内先生の司会で始まる

○会長挨拶:倉津会長
 ・6月20日に財団名簿を府庁に届ける。
  担当部署が医療対策課→医療企画課に変わる。
   厚労省との関係と学会の活動を評価されました。
  (府民が不利益を受けないようにするため)他の業者との「区別化」をしていただきたい、と好意的な対応を受ける。

○肝臓の解剖学 : 黒野洋史先生

 ・肝臓の位置、形、機能、代謝、病気など基本の再確認
 ・肝臓と膜、神経、デルマトームとの関係プリント 
 ・肝臓と関連する筋・骨格・神経との関係プリント

コメント: 
 ○重要な臓器であり、臓器から眺めることで、筋・骨格系と広範囲につながっていることの理解になった
 

○肝臓へのアプローチ : 二村政幸先生

 ○施術法
(1)直接アプローチ
(2)間接アプローチ
クレニオ・セイクラル

  ・3種類のアプローチで5人が体験
  ・感覚的な変化と供に、頸椎の後屈や右腕の可動域が広がったことで、
   筋肉や神経が臓器とも関連している事の体験にもなった
  
コメント:
  ○最近流行の筋膜リリーステクニックにもつながり、新しいアプローチの仕方を学ぶ
  ○高齢化社会になり、骨格によらない調整の仕方として、有用
  ○多様化のなかで、差別化の一つとして参考

  ◎全身を調整する療術の良さにあって、個別の精緻な施術は、
   療術の効果をより引き出す上で重要である~

○まとめ:倉津会長
 ・高齢化社会に入り、筋膜リリーステクニックは骨へのトラブルを減らせ、
  これからの施術法の一つとして役に立つのではないでしょうか。
 ・筋膜リリースについては、セミナーを開催していますので、興味のある方は
  ホームページをご覧下さい
  1. 2016/06/28(火) 23:01:47|
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